ストーカー被害に遭わないために - あなた自身を守る方法

近年、後を絶たないストーカー被害。

警察への相談件数も増加の一途を辿っており、決して他人事ではありません。

「まさか自分が…」と思うかもしれませんが、誰でも被害者になる可能性があります。

そこで今回は、ストーカー被害に遭わないために、今日からできる対策をいくつかご紹介いたします。

1. 日常生活での警戒心を高める

ストーカーは、あなたの日常の些細な情報から行動パターンを把握しようとします。

  • SNSでの個人情報公開は慎重に: 何気ない投稿から、あなたの居場所や行動が特定されることがあります。特に、自宅や職場の特定に繋がるような情報の公開は控えましょう。位置情報サービスの設定も見直してください。
  • 見知らぬ人には安易に連絡先を教えない: 親切な人に見えても、安易に電話番号やメールアドレスを教えるのは危険です。
  • 一人で夜道を歩く際は注意: なるべく明るい道を選び、イヤホンなどで音楽を聴きながら歩くのは避けましょう。時々、後ろを振り返るなど、周囲の状況に気を配ることが大切です。
  • 不審な人物や車を見かけたら記録する: 特徴や車のナンバーなどをメモしておくと、万が一の際に役立ちます。

2. 住居のセキュリティを強化する

ストーカーは、あなたの生活空間に侵入しようとする可能性もあります。

  • 玄関ドアの鍵は複数つける: ピッキング対策がされた鍵を取り付けることも有効です。
  • ドアチェーンやドアガードを活用する: 来訪者が誰かを確認してからドアを開ける習慣をつけましょう。
  • 郵便受けの管理を徹底する: 不要な郵便物はすぐに処分し、表札は必要最低限の情報に留めましょう。
  • 防犯カメラやセンサーライトの設置を検討する: 抑止効果が期待できます。

3. 周囲に相談する

もし、不審な人物につきまとわれたり、嫌がらせを受けたりした場合は、一人で悩まずに信頼できる人に相談しましょう。

  • 家族や友人、同僚に話す: 誰かに話すことで、精神的な負担が軽減されることがあります。
  • 警察に相談する: ストーカー行為は犯罪です。早期に警察に相談することで、適切な対応をしてもらえる可能性があります。
  • 専門機関に相談する: 各自治体やNPO法人などで、ストーカー被害に関する相談窓口が設けられています。

4. 毅然とした態度で対応する

もし、ストーカーと直接対峙してしまった場合は、恐怖を感じても毅然とした態度で「やめてください」と伝え、すぐにその場を離れることが重要です。決して相手を刺激するような言動は避けましょう。

もし、ストーカー被害に遭ってしまったら…

一人で悩まず、すぐに警察や専門機関にご相談ください。

また、証拠となるもの(メッセージ、写真、動画など)は大切に保管しておきましょう。

もし、誰かに相談しても解決しない、不安な状況が続くようでしたら、お気軽にご相談ください。

フリージャーナリスト・探偵

鶴田泰啓