人探しの注意点と、探偵に依頼するメリット
1. 人探しを始める前に知っておきたいこと
大切な人が突然、連絡が途絶えたり、行方がわからなくなったりすると、誰しも大きな不安に襲われます。
一刻も早く探し出したいと焦る気持ちは分かりますが、人探しにはいくつかの重要な注意点があります。
2. 人探しでやってはいけない「3つのNG行動」
焦りから誤った行動をとると、かえって発見を遠ざけたり、トラブルに巻き込まれたりする危険があります。
特に以下の3点には注意が必要です。
(1) 感情的な情報の拡散(インターネット・SNS)
「人探し」の情報は、インターネットやSNSで拡散されると、確かに短時間で多くの人の目に触れます。
しかし、以下のリスクを伴います。
- 誤った情報の流布: 不確かな情報や、関係者のプライバシーに関わる情報が独り歩きし、名誉毀損や混乱を招く可能性があります。
- 対象者の警戒心の増加: 対象者(探されている人)がネットで情報を知り、かえって身を隠す行動を強める可能性があります。
- 悪意ある第三者による接触: 情報を利用した詐欺や、事件・事故に便乗した愉快犯による接触のリスクがあります。
→ まずは冷静に、情報収集と専門家への相談を優先してください。
(2) 自己判断による行き過ぎた調査や尾行
ご自身で調査や尾行を行うことは、非常に危険です。
- 法律違反のリスク: プライバシー侵害やストーカー行為とみなされ、法的な問題に発展する可能性があります。
- 証拠の汚染: 現場や証拠に不用意に触れてしまうと、後に専門家が調査する際の決定的な証拠が失われたり、信憑性が低下したりします。
- 危険な目に遭うリスク: 予期せぬトラブルや、対象者が関係するトラブルに巻き込まれる危険性があります。
(3) 警察への届出の遅れや、情報の選別
「家出だろう」「そのうち帰ってくる」と自己判断し、警察への行方不明者届の提出が遅れると、初動捜査の貴重な時間が失われます。
また、警察や探偵に相談する際、話にくいからと情報を伏せたり、一部を隠したりすることもNGです。
→ どんな些細な情報(人間関係、トラブル、持病、当日着ていたものなど)も、正確に伝えることが早期発見に繋がります。
3. プロの探偵に依頼する「3つのメリット」
「人探し」は、時間との勝負であると同時に、専門的なノウハウと機材が必要なデリケートな調査です。
探偵事務所に依頼することには、以下のようなメリットがあります。
(1) 法に基づいた安全かつ確実な調査
探偵業は「探偵業の業務の適正化に関する法律」に基づき運営されており、非合法な手段は一切使いません。
法律の範囲内で、専門の訓練を受けた調査員が、対象者に悟られることなく、効率的かつ正確に情報を収集します。
(2) 独自の情報ネットワークとノウハウ
警察の捜査対象とならない「家出」や「失踪」の場合、ご自身での調査には限界があります。
探偵は、独自の情報源や過去の事例で培った行動パターン分析などのノウハウに基づき、効率的に捜索範囲を絞り込みます。
(3) 精神的なサポートと秘密厳守
人探しは依頼者様にとって大きな精神的負担となります。
探偵は、調査のプロとして、冷静かつ客観的な視点から調査を進めるとともに、依頼者様の心のケアにも配慮します。
また、ご相談内容、調査の進行状況、得られた情報は、秘密厳守を徹底します。
人探しは、一秒でも早くプロに相談することが、発見の可能性を高める一番の近道です。
フリージャーナリスト・探偵
鶴田泰啓

