探偵という職業の社会における必要性と将来について
探偵は日本各地に存在しており、インターネットの広告やチラシなどでどのような探偵事務所があるのか知っている方もいるかも知れません。
しかし、探偵という職業は今の社会において必要な存在なのでしょうか。
そこで今回は、探偵という職業の社会における必要性や将来のことについて解説します。
最後まで読むことで、探偵業が社会とどのような関係を持っているのか把握できるはずです。
偵という職業の必要性
読者の中には、「わざわざ探偵に頼らなくても警察に頼ればよいのでは?」と思う方もいるでしょう。
その上で、今の社会における探偵の必要性とは何なのでしょうか。
探偵は民事不介入の問題において重要な存在
上記で述べたように探偵ではなく警察に頼ればよいと考えている方もいますが、警察は民事不介入の原則があります。
犯罪に関する案件ならば警察も動きますが、犯罪とは関係のない個人感の紛争には立ち入らないということです。
この際に役立つのか探偵です。
探偵は警察が民事不介入の原則で協力できない問題に対し、依頼者をサポートしてくれます。
具体的には不倫の証拠を入手したり、社内不正を調べたりなどが挙げられます。
恋愛問題は年齢を問わずに起こる可能性があるもの
探偵は人探しやいじめ調査などさまざまなことをしてくれます。
特にその中でも多いものが、不倫や浮気のような恋愛問題です。
事実、総合探偵社MRグループ創業者である岡田真弓氏が執筆した「探偵の現場」では、探偵への依頼内容の約70%が浮気調査と発表されています。
不倫や浮気のような恋愛問題は、年齢を問わずに起こる可能性があるものです。
男性の場合で特に多いのが40代ですが、60代も増加傾向です。
上記で触れた「探偵の現場」内で紹介されているデータでは、2008年から2018年にかけて40倍も依頼案件が増えています。
探偵の将来
探偵が今の社会でも必要である一方、将来的にはどうなのでしょうか。
結論から述べると、探偵は将来的にも必要であることに変わりはありません。
探偵の仕事がなくなることはない
現代ではAIの登場によって「自分の仕事がAIに取られるのでは?」と不安になる方がいますが、探偵業がAIに取られることは無いといえます。
探偵は依頼者の思いやターゲットと考えなど人間の内面が重要になる仕事です。
さすがに人間の内面を読み取ることはAIでもほぼ不可能であり、そのような意味から将来的に探偵の仕事がなくなるとはいえないのです。
今後の目標は探偵業全体の健全化
仕事が無くならないとはいっても、今のまま続けていければよいというわけではありません。
今後の目標として探偵業全体のさらなる健全化が求められます。
残念ながら世の中には悪徳な探偵業者もいます。
そのような業者から依頼者を守るためにも、今よりもさらなる健全化が必要です。
探偵はこれからも重要な存在となる
今回は、探偵という職業の社会における必要性や将来のことについて解説しました。
探偵という仕事は警察が取り扱わない問題を解決する上で必要な存在であり、今後も消えることがない存在です。
だからこそ、もし警察が民事不介入の原則で協力してくれない問題を抱えているのであれば、一度探偵に相談してみるとよいでしょう。
フリージャーナリスト・探偵
鶴田泰啓