誰にも言えない恐怖…ストーカー被害に遭ったら、あなたはどうする?
「まさか自分がストーカー被害に遭うなんて…」
そう思っている方も、決して他人事ではありません。
近年、ストーカーの手口は巧妙化し、SNSを通じての嫌がらせや、執拗な待ち伏せなど、その態様は多岐にわたります。
一人で悩まず、勇気を出して行動することが大切です。
放置は危険!エスカレートする前に取るべき初期対応
「少し我慢すれば終わるだろう」と安易に考えて放置してしまうのは非常に危険です。
ストーカー行為はエスカレートする可能性があり、身体的な危害に繋がることもあります。
早期の適切な対応が、あなた自身を守るために最も重要です。
1. 証拠の記録:何よりも大切な第一歩
いつ、どこで、どのような被害に遭ったのか、詳細な記録を残してください。
- 日時、場所、相手の行動、言動 を具体的に記録しましょう。
- 写真や動画 があれば、それも重要な証拠となります。
- SNSやメールなどのデジタルデータは、スクリーンショットなどで保存しておきましょう。
- 第三者(友人、家族、同僚など)に相談し、状況を共有しておくことも有効です。目撃者がいれば、その証言も記録しておきましょう。
これらの記録は、警察に相談する際や、法的措置を検討する際に、非常に重要な証拠となります。
2. 身の安全確保:最優先に行うべきこと
ストーカーから身を守ることを最優先に考えましょう。
- 一人で行動しないように心がけ、可能な限り誰かと一緒にいるようにしましょう。
- 通勤・通学路を変える、帰宅時間をずらすなど、行動パターンを意識的に変えてみましょう。
- 防犯ブザーを携帯したり、護身術を学ぶことも有効です。
- もし可能であれば、一時的に知人宅などに身を寄せることも検討しましょう。
- 自宅の鍵を交換したり、防犯カメラを設置するのも有効な対策です。
3. 警察への相談:専門機関の力を借りる
一人で抱え込まず、勇気を出して警察に相談してください。
- これまでの記録や証拠を持参し、被害状況を具体的に伝えましょう。
- 警察は、警告や捜査を行うだけでなく、被害者支援に関する情報も提供してくれます。
- もし、警察に相談することを躊躇してしまう場合は、配偶者暴力相談支援センターやいのちの電話などの相談窓口に連絡してみるのも良いでしょう。
ストーカー被害は、誰にでも起こりうる深刻な問題です。
決して一人で悩まず、ご相談ください。
フリージャーナリスト・探偵
鶴田泰啓